モットンは洗えるの?素材や臭いのことを詳しく紹介
長く使い続けるためにも、モットンを清潔に使いたいという気持ちがあるのは分かります。
寝具は使い続けるとどうしても汚れますし、匂いなども気になってくることがあります。
そこで、モットンは洗うことが出来るのか。
また匂いなどの問題はどのような感じなのかという点について調べてみました。
モットンの素材はウレタンフォーム
高反発マットレスモットンの中芯には、ウレタンフォームが使われています。
ウレタンフォームはプラスチック発泡体と言われるもので、ポリオールとポリイソシアネートという素材を主成分としていて、密度の違いによって硬さや強度などを替えることが出来ます。
モットンに使われているウレタンフォームは、アメリカの航空宇宙局、つまりNASAが開発したウレタンウォームで、もともとはスペースシャトルを打ち上げる時に、強烈な重力がかかる宇宙飛行士の負担を軽減し守るために作られたものです。
モットンではこのウレタンフォームを作るときに発砲する泡の大きさや硬さなどを調整し、何度もサンプルを作成していきました。
- 耐久性権
- 体圧分散試験
- 環境試験
- 一般織物試験
このようなさまざまな試験を繰り返し、体圧分散性に優れたモットンマットレスを作り出しています。
この研究開発されたウレタンフォームを熟練した職人技でカッティングして平らに削るという作業を行っているんです。
実はこのカッティングによって、反発力が持続するかどうかが決まってくるんです。
かなり重要な部分です。
ウレタンフォームのデメリット
ウレタンフォームにはデメリットと呼べるものがあります。
それが、匂いと水に弱いという点です。
匂いはなぜあるの?
ウレタンフォーム独特の匂いは、材料を発砲させるときに使うガスなどに問題があります。この匂いというのはどうしてもウレタンフォームにはつきものなのですが、モットンではこの匂いの対策として「ローリング」という作業を行います。
発泡剤として使うガスを早く排出させ、匂いがない空気と入れ替える作業です。
さらに2週間陰干しをすることで、匂いをなるべく早く消す努力をしています。
でも、モットンを購入して梱包を開けると、どうしてもウレタン独特の匂いがする。
という方も多くいます。
このようなケースでは、風通しが良い場所で陰干しをすることで、匂いの軽減が早くなりますので試してみてくださいね。
水に弱いのはなぜ?
ウレタンフォームは発砲させることで沢山の穴が開いているという特徴があります。
この穴に空気が入り込んでいるのですが、水に濡れてしまうとこの穴に水が入りこんでしまいます。
水が穴の中に入り込むことで、まず乾燥させることがとても難しくなってしまいます。
いつまでも湿気がウレタンフォームの中に残ってしまうと、当然ですがカビの原因になってしまいます。
無数の穴があるが故、水にはとても弱いんです。
モットンマットレス以外でも身近にウレタンウォームで作られているものがあります。
食器洗い用のスポンジはウレタンフォームで出来ていることが多くなっていますが、最初は硬いと感じる食器洗い用スポンジは、水に濡れるとすぐに縮みぐにゃぐにゃになりますよね?
同じ状態がモットンマットレスでも起こってしまう危険性があるんです。
- 硬さ
- 寝心地
- 耐久性
このようなものが損なわれてしまう可能性が高くなります。
つまり、モットンマットレスの中芯であるウレタンフォームは、洗うことが出来ません。
外カバーは洗えます
モットンマットレスには付属品として外カバーが付いていますが、こちらについては洗濯ができます。
素材もポリエステル94%とスパンデックス6%なので、洗濯機で洗うことが出来ますが、注意事項としては本体から取り外し、外カバーの外側を内側に裏返し、洗濯ネットに入れて洗うようにします。
タンブラー乾燥をすると縮んでしまう可能性がありますので、形を整えて干すようにしましょう。